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「日本画の世界へようこそ!おすすめ美術館で巡る全国名作の旅【作品解説&アクセス徹底紹介】」を公開しました。ぜひ、日本画が観られるおすすめの美術館の旅の参考にご覧下さい。

日本画の描き方を学ぶならこの本! 初心者におすすめの書籍5選

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日本画は、日本独自の美術形式であり、世界に誇る文化遺産です。

日本画を描くことは、日本の伝統や自然を感じることができるだけでなく、
心や感性を豊かにすることができます。

しかし、日本画を描くには、特殊な道具や技法が必要であり、
初心者にとっては敷居が高いと感じるかもしれません。

そこで、この記事では、日本画の描き方を学ぶなら読むべきおすすめの書籍5冊紹介します。

これらの本は、日本画の基礎知識や道具の使い方、技法やコツなどがわかりやすく解説されており、
初心者でも楽しく日本画に挑戦することができます。

ぜひ、参考にしてみてください。

ちなみに、私が個人的に《本を買う理由》は以下の通りです。

*本の装丁を気に入る事。
*中身を少し確認して、ボリュームがあり尚且つ読み易い事。
*口コミをみて総合的に判断します。

目次

日本画とは何か?日本画の歴史と特徴を知ろう

日本画の歴史と特徴

日本画とは、日本独自の美術形式であり、水墨や岩絵具などの顔料を溶いて筆で紙や絹に描く絵画です。

日本画は、平安時代から始まり、江戸時代には浮世絵や南蘋派などの様々な流派が生まれ、
明治以降も現代まで進化し続けています。

日本画の特徴は、水墨や岩絵具などの顔料が持つ独特の色彩や質感、紙や絹などの素材が持つ独特の風合いや表現力、筆や刀などの道具が持つ独特の筆致や線描などにあります。

日本画は、日本人の美意識や自然観、宗教観などが反映された作品であり、日本文化の精神を表現しています。

また、日本美術は、千数百年の歴史を持ち、様々な時代や文化の影響を受けながら発展してきました。

日本美術は、絵画や彫刻だけでなく、陶磁器や漆器、染織や金工など多岐にわたる分野で優れた作品を生み出してきました。

しかし、日本美術に関する知識や理解は、専門的で難解なものと思われがちです。

そこで、日本美術の歴史や様式をわかりやすく解説する一冊として、『教養の日本美術史 古田 亮 (編集)』を紹介します。

この書籍は、縄文から現代までの日本美術を扱い、時代の背景、様式の特徴などを各専門分野の研究者が詳しく論じています。

日本画の歴史と特徴を知るためにおすすめの本

教養の日本美術史
古田 亮 (編集) ミネルヴァ書房

日本画とは何か?日本画の歴史と特徴を知るためにおすすめの本は、教養の日本美術史です。

この本は、日本画を含む日本美術史を総合的に学べる入門書です。
時代別だけでなく、ジャンル別にも日本美術の歴史や特徴を紹介しています。
豊富な図版と分かりやすい文章で、日本美術の魅力を感じることができます。

覚える美術史ではなく、考える美術史であってほしいという思いを「教養の」というタイトルに込められています。

縄文から現代までの日本美術を総覧する一冊

教養の日本美術史 古田 亮 (編集)』は、2019年11月7日にミネルヴァ書房から出版された単行本です。

この書籍は、東京藝術大学大学美術館教授の古田 亮氏が編集したものであり、日本美術史の教科書としても使える内容です。

この書籍は、全12章に分かれております。

〈第1章〉
日本美術の歴史的位置づけや特徴について概説しています。
〈第2~11章〉
縄文時代から現代までの各時代や流派の日本美術について詳しく解説しています。
〈第12章〉
日本美術と世界美術との関係について考察しています。

各章には、豊富な図版や資料写真が掲載されており、視覚的にも楽しめます。

また、用語解説や参考文献も付いており、さらに学びたい方にも役立ちます。

この書籍は、日本美術の歴史や様式をわかりやすく解説する一冊と言えます。

日本画及び日本美術に興味のある方はもちろん、日本美術を学ぶ方や教える方にもおすすめです。

《今回この本を紹介する理由》

日本美術の歴史や特徴が、時代別、ジャンル別に紹介されています。
それが立体的につながる様構成されています。
豊富な図版と分かりやすい文章です。

残念ながら写真はカラーではありません。
しかし、これは、ボリュームのある資料が手に取りやすい価格帯で提供されているという事ですね。✨

《感想》

古代から現代まで、美術というのは形や表現方法は違えど今を生きる私達に時代を超えて影響を与えるものだと思いました。

また、美術は直接生活に関係ないと思われがちです。
すぐにその結果や影響を確認出来ないからです。
しかし、時を経て、その効果や影響を与えます。

素晴らしい表現者程、時の権力者に重宝されたりします。

人間は最終的に美を追い求める事、表現する事を欲するものと再認識させられます。

《学んだことや気づいたこと》

美術も、時代と切り離す事は出来ません。

何を題材にしようとも、現在生きている私たちには「現在」を表現しているということです。

また、美を追い求める事や表現する事は、生きることそのものです。

この本を読んでみたい方は、こちらから購入できます。

古田 亮 (編集) ミネルヴァ書房

また、この本に関するコメントや感想をお待ちしています。

日本画の基本用具と使い方 筆や墨、絵具、紙や絹の選び方

日本画を描くために必要な基本用具と使い方を知ろう

日本画を描くために必要な基本用具は、筆や墨、絵具(岩絵具や水干絵具など)、紙や絹などです。
これらの用具は、日本画の表現に欠かせないものであり、それぞれに特徴や種類があります。

  • 筆は、動物の毛や竹などで作られたものであり、大きさや形や硬さによって使い分けます。
  • 墨は、植物や石油などで作られたものであり、濃淡や色調によって使い分けます。
  • 絵具は、岩や貝殻などを粉末にしたものであり、色彩や質感によって使い分けます。
  • 紙や絹は、和紙や絹織物などで作られたものであり、風合いや張り方によって使い分けます。

これらの用具の使い方は、水や膠(にかわ)などと混ぜたり、筆圧や筆運びなどを工夫したりすることで、様々な表現が可能になります。

日本画の基本用具と使い方を知るためにおすすめの本

「画材と技法 (人気作家に学ぶ日本画の技法)」
林 功,箱崎 睦昌 (監修), 河北 倫明(総監修) 同朋舎出版

日本画の基本用具と使い方を知るためにおすすめの本は、画材と技法 (人気作家に学ぶ日本画の技法)です。

この本は、洋画とは異なった日本画独自の用具、多種にわたる筆や岩絵具、水干絵具、また描くベースとなる和紙や絹などを写真入りで詳しく紹介しています。

作品を豊富に入れながら日本画の描き方の特徴を解説しています。
また、画材の購入に便利な全国画材店リスト付きです。

日本画の初心者や入門者におすすめです。

日本画の用具や絵具の扱い方を学ぶ一冊

画材と技法 (人気作家に学ぶ日本画の技法) 林 功,箱崎 睦昌 (監修), 河北 倫明(総監修)』は、1997年4月1日に同朋舎出版から出版された大型本です。

この書籍は、日本画家の林 功氏、箱崎 睦昌氏が監修したものであり、美術評論家の河北 倫明氏が総監修しています。

この書籍は、「画材編」「技法編」「資料編」という構成です。

【画材編】:日本画で使う道具と使用方法を知ることができます。
【技法編】:表現の基本技法を身につけることができます。
【資料編】:全国画材店ガイドや絵画標準寸法表が載せてあります。

豊富な図版や資料写真が掲載されており、視覚的にも楽しめます。

また、用語解説や参考文献も付いており、さらに学びたい方にも役立ちます。

この書籍は、日本画の用具や絵具の扱い方を学ぶことができる一冊と言えます。
日本画を描く方や描きたい方にとっては、必携の一冊です。

日本画に興味のある方や始めたばかりの方にとっては、日本画の魅力や深みを感じることができる一冊です。

《今回この本を紹介する理由》

この本は、画材や技法に関する豊富な知識を提供するとともに、画家としての心構えや表現力を高めるヒントも教えてくれる素晴らしい本だと感じました。

本の装丁や写真も美しく、視覚的に楽しめます。

《感想》

率直に、出会えたことに感謝です。✨
(出来れば、日本画を始めた頃位に、もっと早く出会いたかったです。) 

美大や教室で教わる事もありますが、先に知識として持っておくと、見方や捉え方が一層深まると思います。

全体的に、行間がなくて文字が読みにくいです。
しかし、図版を大きくして見やすい工夫がされていますk。

《学んだことや気づいたこと》

本のカバー裏に
はじめて絵筆を持つ人も、才能あふれる画家も画材の前では平等です。同じ絵具や筆からいろいろな表現が生まれます。」という言葉が載せてあり、励みになります。

基本を得てこそ自分の表現を早く見つける事が出来ると思います。

例えば、料理やお菓子作りみたいに、始めはレシピや教わった通りに作りますが、その内に自分や家族の好みの味や盛付けにアレンジしていく様にです。😉

この本を読んでみたい方は、こちらから購入できます。

林 功,箱崎 睦昌 (監修), 河北 倫明(総監修) 同朋舎出版
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また、この本に関するコメントや感想をお待ちしています。

日本画の基本技法とコツ 墨や色彩、線や面の表現方法

日本画を描くために必要な基本技法とコツを学ぼう

日本画を描くために必要な基本技法とコツは、墨や色彩、線や面の表現方法です。

  • 墨は、濃淡や濁りなどで陰影や空気感を表現することができます。
  • 色彩は、岩絵具や水干絵具などで色鮮やかに表現することができます。
  • 線は、筆圧や筆運びで形や動きを表現することができます。
  • 面は、塗り重ねや透かし塗りなどで質感や立体感を表現することができます。

これらの技法とコツは、日本画における代表的な題材である花や鳥、動物や人物などに応用することができます。

日本画の基本技法とコツを学ぶためにおすすめの本

日本画を学ぶ〈1〉静物写生から本画制作・日本画の用具用材
京都造形芸術大学(編集) 角川書店

日本画の基本技法とコツを学ぶためにおすすめの本は、
日本画を学ぶ〈1〉静物写生から本画制作・日本画の用具用材です。

この書籍は、静物、花、自画像をモチーフに、写生の基礎から水干絵具、岩絵具による本画制作まで、一流作家が本書のために描きおろした14の作品を紹介し、そのすべての制作プロセスを追いながら日本画の魅力を学ぶことができます。

日本画の基礎から応用までを実践的に学ぶ一冊

日本画を学ぶ〈1〉静物写生から本画制作・日本画の用具用材 京都造形芸術大学(編集)』は、2008年10月1日に角川書店から出版された大型本です。

この書籍は、京都造形芸術大学が編集したものであり、日本画教育の第一線で活躍する教員や作家が執筆しています。

この書籍は、全4章に分かれております。

〈第1章〉日本画の用具用材について詳しく解説しています。
〈第2章〉静物写生から始める日本画の基礎技法について説明しています。
〈第3章〉花や自画像などを題材にした、水干絵具や岩絵具による本画制作について紹介しています。
〈第4章〉各作品の制作過程やポイントを写真付きで解説しています。

各章には、豊富な図版や資料写真が掲載されており、視覚的にも楽しめます。
また、用語解説や参考文献も付いており、さらに学びたい方にも役立ちます。

この書籍は、日本画の基礎から応用までを実践的に学ぶことができる一冊と言えます。

日本画を描く方や描きたい方にとっては、必携の一冊です。
日本画に興味のある方や始めたばかりの方にとっては、日本画の魅力や深みを感じることができる一冊です。

《今回この本を紹介する理由》

京都芸術大学日本画科通信教育部の授業内容をまとめてみる事が出来ます。

初心者からプロを目指す方のために書かれた本です。

それぞれ何故学ぶのか体系的に考えることが出来ると思います。
 
《感想》

制作過程を4ステップに分けて解説してあり、わかりやすいです。

それにプラスして、かかる時間の目安を記入してあればもっとわかりやすいと思いました。 

《学んだことや気づいたこと》

この本で紹介されている鉛筆デッサンや着彩は、芸大美大の実技試験の必須科目にもなっています。

そのため、美術予備校でそれらを描いていた日々を思い出しました。

それらを繰り返し行う日々と、天才的な方々に圧倒されてしまい、自分がどういう絵を描きたくて学んでいるのか、見失っていたと思います。

(受験や周りとの比較が絡んで、余計にそうなったのかもしれません…。)

この本にも書かれているように、鉛筆デッサンや着彩の目的は、観察眼や、モチーフを表現する技術の習得です。

一通り学び、経験値が上がる事で、自分が表現したい絵を描けるようになる事が大事と気付く事が出来ました。

それに伴い、デッサンや着彩に対しての苦手意識が無くなり、楽しめるようになりました。

ただ、そのように意識が変わるまで、結構時間がかかりました。

現在、かつての自分と同じように悩んでいる方の助けになれば、という思いで、ご紹介させていただきました。

この本を読んでみたい方は、こちらから購入できます。

また、この本に関するコメントや感想をお待ちしています。

日本画の名作と解説 日本画の魅力を深く味わおう

日本画の名作と解説

日本画には、数々の名作があります。

日本画の名作とは、日本画の歴史や文化に影響を与えた作品や、日本画の技法や表現力を高度に発揮した作品などです。

日本画の名作を見ることで、日本画の魅力を深く味わうことができます。

しかし、日本画の名作を見るだけでは、その背景や意味や価値などが分からないかもしれません。

そこで、日本画の名作とその背景や意味や価値などを知ることが出来る書籍をご紹介します。

日本画の名作について、作者や時代や流派などの背景や、技法や表現や意味などを知ることが出来れば、
日本画の名作をより深く理解することができます。

日本画の名作と技法を知るためにおすすめの本

日本画 名作から読み解く技法の謎
東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室 (監修)
世界文化社

日本画の名作と技法を知るためにおすすめの本は、日本画 名作から読み解く技法の謎です。

この書籍は、東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室が監修したものであり、日本画の名作を20点以上取り上げて、最新研究による技法の謎解きを行っています。

日本画 名作から読み解く技法の謎 東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室 (監修)』は、2014年11月5日に世界文化社から出版された単行本です。

この書籍は、東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室が監修したものであり、日本画の名作を20点以上取り上げて、最新研究による技法の謎解きを行っています。

この書籍は、日本画の技法や素材・道具、保存・修復についての基礎知識を網羅しており、絵を描く人にとっても、絵を見る人にとっても、これまで見えなかった日本画の世界が見えてくると評されています。

この書籍は、他の美術書や技法解説書とは違う作りになっており、絵画作品の原本ではなく模写が多く登場しています。

それは、模写したからこそわかること、模写だからこそできる見方をお伝えするためだと説明されています。

随所に掲載された「日本画論」も目からウロコの視点満載で読み応えがあると紹介されています。

さらに、実際に絵を描く人にとっては「第三章 誰もが知りたい日本画の奥の手」が必読であり、具体的なテクニックやコツをプロセス写真も多用して丁寧に解説しています。

 この書籍は、日本画の名作の技法の秘密をわかりやすく解説する一冊と言えます。

 日本画に興味のある方はもちろん、日本画を学ぶ方や教える方にもおすすめです。
 日本画の名作をより深く理解し、更に日本画の魅力や深みを感じることができます。

《今回この本を紹介する理由》

「はじめに」の言葉が秀逸です。
一言で、本の書かれた意図や内容を表してあります。

保存修復というのは技術的に様々な工夫がされています。

とても興味深いです。

《感想》

模写、修復について、使われたであろう色や材料など科学的に分析して再現を試みるという極めて深い研究がされています。

技術習得という意味、また、それが描かれた背景に思いを馳せながら、いつか体験してみたいと思いました。

《学んだことや気づいたこと》

日本画の絵に対する考え方、精神性に「間」を大事にします。

スケッチにしても全部描くのではなく、取捨選択をして本画を描く時の事を考えて行うそうです。

また、作業自体は組み立てる時間よりかからないようにするそうです。

組立てがしっかりしていればそうなるとの事です。

例えば、建築物は、完成形に至るまで設計図を書いて、工程表を作成し、その通りに進めていく事が基本です。

貴重な材料を使うからこそ、計画を立てて制作します。

また、その性質上、時間のかかる日本画制作です。

その時間も「間」として、大事にしたいですね。

この本を読んでみたい方は、こちらから購入できます。

東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室 (監修)

また、この本に関するコメントや感想をお待ちしています。

日本画の現代的な展開と可能性 新しいスタイルやテーマに挑戦する

伝統と革新の融合 新しい表現やテーマに挑戦!

日本画は、伝統的な美術形式でありながら、現代にも生き続けています。
現代の日本画は、伝統と革新の融合であり、多様性と可能性に満ちています。

現代の日本画家たちは、伝統的な日本画の技法や素材を用いながら、新しい表現やテーマに挑戦しています。
現代の日本画家たちの作品や思想を知ることは、日本画の現在と未来を知ることができます。

現代の日本画家たちの作品や思想を知るためにおすすめの本

日本画 画材と技法の秘伝集【新装版】
狩野派絵師から現代画家までに学ぶ
小川 幸治(著) 日貿出版社

現代の日本画家たちの作品や思想を知るためにおすすめの本は、
日本画 画材と技法の秘伝集 【新装版】狩野派絵師から現代画家までに学ぶです。

この書籍は、幕末の狩野派に学んだ絵師が書き残した日本画技法書『丹青指南を中心に、日本画の文献を読みながら、実際のその記述を実験し、伝統的な日本画の技法を再確認して、現代画家の技法と比較することを試みた貴重な虎の巻です。

読者は、そこから自分に合った手法を見出すことができます。

日本画 画材と技法の秘伝集【新装版】狩野派絵師から現代画家までに学ぶ 小川 幸治(著)』は、2016年11月15日に日貿出版社から出版された大型本です。

この書籍は、日本画家の小川 幸治氏が長年にわたって研究してきた日本画の技法に関する成果をまとめたものであり、画材編、技法編、実技編に分かれています。

〈画材編〉では、画材を知る、基底材、筆・硯・印などについて詳しく解説しています。
〈技法編〉では、彩色の方法と表現法について説明しています。
〈実技編〉では、基本描法を学ぶ、日本画手習い1、日本画手習い2などについて実例を示しています。

また、制作への誘いという章では、日本画の制作に役立つ情報やアドバイスを提供しています。

この書籍は、日本画の技法を伝統から現代まで学ぶことができる実践的な参考書と言えます。

日本画に関する用語や知識が一冊にまとまっており、分かりやすく解説されています。
日本画を描いている方にとっては、座右に置きたい一冊です。

日本画に興味のある方や始めたばかりの方にとっては、日本画の魅力や深みをより感じることができる一冊です。

《今回この本を紹介する理由》

日本画技法書『丹青指南』から、伝統的な日本画の技法と、現代画家の技法が図入りで詳細に紹介してあります。

技法について、方法が何通りもある事を知る事が出来ます。

また、日本画の画材の見本が絵具の種類別から箔や泥まで、他に類を見ない程充実しています。

《感想》

今回ご紹介する本は「新装版」になります。

それだけ多くの日本画家に重宝されている本である事が伺えます。

紹介されている技法をそれぞれ試したくなりました。

《学んだことや気づいたこと》

自分に合った方法を見つける事は、ゴールではなく一つの通過点です。

日本画を描く事は、歩きながら新しい事に出会う旅のようです。
 

 

この本を読んでみたい方は、こちらから購入できます。

また、この本に関するコメントや感想をお待ちしています。

『日本画の描き方を学ぶならこの本!初心者におすすめの書籍5選』のまとめ

この記事では、『日本画の描き方を学ぶならこの本!初心者におすすめの書籍5選について、解説しました。

日本画とは何か?日本画の歴史と特徴

日本画の歴史と特徴を知るためにおすすめの本

『教養の日本美術史』
古田 亮 (編集)

縄文から現代までの日本美術を総覧する一冊
  • 日本美術の歴史や様式をわかりやすく解説する一冊と言えます。
  • 日本美術史の教科書としても使える内容です。

日本画の基本用具と使い方 筆や墨、絵具、紙や絹の選び方

日本画の基本用具と使い方を知るためにおすすめの本

『画材と技法 (人気作家に学ぶ日本画の技法)』 
林 功,箱崎 睦昌 (監修), 河北 倫明(総監修)

日本画の用具や絵具の扱い方を学ぶ一冊
  • 日本画独自の用具、多種にわたる筆や岩絵具、水干絵具、また描くベースとなる和紙や絹などを写真入りで詳しく紹介しています。
  • 日本画の用具や絵具の扱い方を学ぶことができる一冊です。日本美術の歴史や様式をわかりやすく解説する一冊と言えます。
  • 日本美術史の教科書としても使える内容です。

日本画の基本技法とコツ 墨や色彩、線や面の表現方法

日本画の基本技法とコツを学ぶためにおすすめの本

『日本画を学ぶ〈1〉静物写生から本画制作・日本画の用具用材』
 京都造形芸術大学(編集)

日本画の基礎から応用までを実践的に学ぶ一冊
  • 静物、花、自画像をモチーフに、写生の基礎から水干絵具、岩絵具による本画制作まで、一流作家の14の作品を、そのすべての制作プロセスを追いながら日本画の魅力を学ぶことができます。
  • 日本画の基礎から応用までを実践的に学ぶことができる一冊です。

日本画の名作と解説 日本画の魅力を深く味わおう

日本画の名作と解説を紹介するためにおすすめの本

『日本画 名作から読み解く技法の謎』
 東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室 (監修)

日本画の名作の技法の秘密をわかりやすく解説する一冊
  • 日本画の名作を20点以上取り上げて、最新研究による技法の謎解きを行っています。
  • 日本画の技法を伝統から現代まで学ぶ実践的な参考書と言えます。


日本画の現代的な展開と可能性 新しいスタイルやテーマに挑戦する

現代の日本画家たちの作品や思想を知るためにおすすめの本

日本画 画材と技法の秘伝集 【新装版】 狩野派絵師から現代画家までに学ぶ』
 小川 幸治(著)

日本画の技法を伝統から現代まで学ぶことができる実践的な参考書
  • 日本画技法書『丹青指南』を中心に、日本画の文献の記述を実験し、伝統的な日本画の技法を再確認して、現代画家の技法と比較することを試みた貴重な虎の巻です。

ご紹介した5つの書籍は、日本画に興味のある方や始めたばかりの方にとって日本画の魅力や深みを感じることができる本です。

ぜひ、手に取ってみてください。

髙橋 友美 Yumi Takahashi
日本画家 Nihonga Artist
日本画情景 - Scenes Art -
この言葉に相応しい絵を描くことをテーマにしています。

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この記事を書いた人

日本画家

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