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「【絵画販売を成功するには?】展覧会舞台裏レポート〜NAC選抜グループ展」 を公開しました。ぜひご覧くださいませ。

日本画情景:髙橋友美 – Yumi Takahashi – の世界へようこそ

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こんにちは。
私は、髙橋友美(たかはしゆみ)と申します。

私の絵、特に日本画を通じて表現する情景の世界をご紹介したいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

目次

自己紹介

夢の始まり

子供のころ、保育園の遠足を描いた絵「みんなと歩いている風景」が先生に褒められた事をきっかけに、私の心は絵に夢中になりました。

アニメや漫画のキャラクターを描くのが好きだったので、当時は漫画家やアニメーターになりたいと思っていました。

美術の道へ

県立高校の美術科に入学して本格的にデッサンや絵画技法を学ぶようになりました。


その内に色彩を用いた作品を描く事の方が好きだという事に気が付きました。

また、高校3年生の時、帰宅途中の道である水彩画家のポスターに魅了され、そういう絵が描きたいと美術大学への道を真剣に考え始めました。

しかし、当時は県内に美大はなく、また、平均的な勤めの一般家庭の長女が上京や浪人などと周囲に反対されてしまい、従うことになりました。

この時に、相手と向き合うことを恐れないで、まず自分の気持ちを大事にしていれば、後悔に苛まれる事は無かったのではと思います。

それでも、絵の仕事を諦めたわけではないので、何か関わりがあることをしようと、とりあえず、県内にその年だけ設置された専門学校に通い、グラフィックデザイン事務所に就職しました。

グラフィックデザイナーとして仕事をする傍、通信教育のイラストレーションコースを受講しました。課題作品で賞をいただいたりして、無事修了することが出来ました。

社会的にも業務が手作業からPCに移行する時代、イラレ、フォトショップ等のPCスキルやカラーコーディネーター等、様々な資格を取得したりしました。

それでも、絵をどう仕事に繋げていくのかわからないままでした。

日本画との出会い

30歳の時、日本画に出会ったことが、私のアーティストとしてのキャリアの転機となりました。

高校の時は、日本画の授業は先生は病欠の為に1度きり、代わりの先生もいませんでした。

また、専門学校にも、空間デザイン講師先生自身が日本画を描かれていましたが、カリキュラムには含まれておらず、縁がありませんでした。

日本画は、今まで関わってきた美術の世界の中で一番縁遠い分野でした。

しっかり学びたいと改めて美大受験を決意し、上京して美術の予備校に通い始めました。

日本画への歩み

迷い道

美術予備校では、芸大美大日本画科の実技試験に必要な鉛筆石膏デッサン、静物着彩を描く日々でした。
それが、形を捉えて絵を構築していくスピード、描き込み等、技量が天才的な方々に圧倒されました。

形をとる時点から講師にダメ出しされ、修正にこだわる余りに時間内に完成と観られるところまで至りません。
「自分の描きたい絵」のために何をすればいいかを見失ってしまいました。

行きたい大学に1本勝負で受験するつもりで、とにかく頑張る為に、テレビっ子なのに部屋にテレビも置きませんでした。

アルバイトと掛け持ちと思って入学後すぐ探しましたが、それがなかなか見つからず、ようやく見つけたものの続けられなかったりと、経済的な不安に晒されました。

また、睡眠時間を削って勉強しようとして、慢性的な寝不足を抱えて過ごす内に、心身共に不安定になりました。
勉強の方もアドバイス通りにすれば良いとそればかりに固執してしまいました。

合わない方法もあるという事が当時はわかりませんでした。

また、夏休みに行われる夏期講習会と冬休みの冬季講習会には別途受講料が必要だという事を入学後に知り、その準備ができていなかった為に受講する事が出来なかったり、思っていた以上に準備不足でした。

体調を崩して入院したりと、予定外の事に振り回されました。
結局、予備校に通えたのも1年でした。

因みに、この時、鉛筆デッサンに対して苦手意識が芽生えてしまいました。

ところが、現在、無理せず楽しみながら行うという事が出来るようになって、自分なりに道具が使えるようになり、20年かかってようやく苦手意識が無くなりました。


もっと柔軟に、自分に合う方法で、無理せず楽しみながら行うのが目的を果たす一番の近道になると知りました。

道導(みちしるべ)

また美大受験を試みるか、それともどう絵を描く事を続けていく為にどうしたらいいか模索する日々が続きました。

この時期、絵を描き続けるためにはどうすればいいかと考え、日本画の教室に通うことも一つの選択肢として検討しました。

いくつかの教室を見学している中で、師匠と呼べるような先生と出会うことができました。
(※先生が複数名登場するので、ここからは、こちらの先生を「師匠」と記述致します。)

師匠が「日本画は線を大事にして表現する芸術です。」と語った言葉は、私が絵を描く上でずっと抱えていた悩みを晴らしてくれました。

それまで気づかずに進んできたことを少し悔やみましたが、それと同時に、それぞれの生徒に対して的確なアドバイスと指導ができる師匠と出会えたことで、日本画の奥深さに魅了され、続けていく勇気をもらえました。

「日本画」を描き始めたのは、予備校時代に遡ります。

初めて手にした岩絵具の扱い方には戸惑い、力を入れすぎてしまったのか、その作品は未完のまま棚の上に眠ってしまいました。

しかし、師匠との出会いを経て、その作品に再び取り組む事が出来ました。

師匠のもと、岩絵具との向き合い方を一から学び直し、遂にはその作品を完成させることができました。

そして、初めて挑戦した公募展で入選を果たすことができました。

その作品は私の新たなスタートとなりました。

「百日紅」 岩絵具 水干絵具 墨 膠 雲肌麻紙 F30

(※公募展出品についての関連記事は後日UPします。)

また、その後描いた作品は、公募展で入賞することが出来ました。

「神楽坂情景」 F10 岩絵具 水干絵具 墨 雲肌麻紙 2015年

その事がきっかけで、知り合いの写真家の方から声をかけていただき銀座のギャラリーでのグループ展に参加することが出来ました。

そこで初めて、作品を観て購入していただく事ができました。

その瞬間、私の中で何かが変わりました。日本画への情熱がさらに強くなり、私のアーティストとしての道が開けた瞬間でした。

それがきっかけで個展を開催することが出来ました。

個展は開催してみて、どういう風に運営するかもっと学びが必要だったと多々の反省点と、
お客様から様々な感想や普段聞くことのできない話をしていただいたり、多くの素晴らしい出会いがあり、とても良い経験になりました。

模索する日々 自分の表現を探す旅路

それから、コロナ禍などで、仕事や自身の体調不良に見舞われて生活を見直す必要に迫られ、また自分の絵を模索する日々が始まりました。

そんな中、絵で食べていく方法を教えてくれる先生に出会いました。

初めは半信半疑でしたが、自身も画家として活躍しながら、マーケティング等やインターネットを使ってできる事をわかりやすくブログなどに記載されています。

長年自分の力で何度も挑戦し出来なかった自分のサイトを作る事から始めてみることになり、こうして立ち上げる事が出来ました。

また、作品の注文制作を承ることが出来ました。

私の日本画

私が描く日本画は、伝統と現代が交錯する場所に位置しています。

日常に隠れた美しさや、旅の中で感じた情緒を繊細な筆使いで表現しています。

私の経験や感じたことが強く反映された作品を通じて、見る者との共感を生むことを目指しています。

経歴

熊本県熊本市 生

熊本県立第二高等学校美術科 卒

アカデミー芸術専門学校 卒

KFSイラストレーションコース 修了 他 

カラーコーディネーター1級他、PC系(イラレ、フォトショ、オフィス)資格取得

設計研究所、オフィス建築、設備設計会社勤務

1981 県美展 児童の部 デザイン部門 佳作賞

1984 県美展 中学生の部 版画 肖像画 入賞

1987 二科西人社展 デザイン部門 入選

1988 県美展 デザイン部門 入選

1994 KFS受講生優秀作品賞受賞(講談社)

   KFS イラストコンテスト 入選(講談社)

2005〜日本画を始める。

2007 都展 入選 東京都美術館(東京 上野)

2011 第1回全国0・SUM公募展 世界堂6Fギャラリー(東京 新宿)

2011 神楽坂まち飛びフェスタ「バッジデザインコンテスト」準グランプリ受賞(東京 神楽坂)

2013 神楽坂まち飛びフェスタ「バッジデザインコンテスト」ギンレイ賞受賞(東京 神楽坂)

2017 第30回日本の自然を描く展 「自由部門」優秀賞受賞 上野の森美術館(東京 上野)

2018 SPRING展 ギャラリーSIACCA(東京 銀座)

2018 SUMMER展 ギャラリーSIACCA(東京 銀座)

2018 月展 ギャラリーSIACCA (東京 銀座)

2018 AUTUMN展 ギャラリーSIACCA (東京 銀座)

2019 WINTER展 ギャラリーSIACCA (東京 銀座)

2019 AUTUMN展 ギャラリーSIACCA (東京 銀座)

2019 神楽坂まち飛びフェスタ「表紙にお絵描き」デザインコンテスト キイトス茶房賞受賞(東京 神楽坂)

2019 初個展「髙橋友美日本画展 – 情景 -」開催 ギャラリーSIACCA (東京 銀座)

2020 SPRING展  ギャラリーSIACCA(東京 銀座)

2022 平和への祈り展 アトリエ・ギャラリー Artisans 北鎌倉(神奈川 北鎌倉)

2022 平和への祈り展選抜展 鎌倉芸術祭 浄智寺 茶室(神奈川 北鎌倉)※アトリエ・ギャラリー Artisans 北鎌倉主催

2023 今を輝く現代作家展Part 1  Gallery21(東京 台場)NAC主催

2023 今を輝く現代作家展Part 2  Gallery21(東京 台場)NAC主催

心からのお礼とともに

今までを振り返るたびに、絵への情熱と日本画との出会いの尊さを感じます。

これからも、多くの方に日本画の魅力を伝えていきたいと思っています。

これまで支えてくださった多くの方々、そしてこれからも私の作品を見守ってくださる皆様への感謝の気持ちを込めて。

どうぞ、これからも髙橋友美 – Yumi Takahashi – の「日本画情景」をよろしくお願い致します。

髙橋 友美 Yumi Takahashi
日本画家 Nihonga Artist
日本画情景 - Scenes Art -
この言葉に相応しい絵を描くことをテーマにしています。

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この記事を書いた人

日本画家

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